平成30年度在宅医療研修会に参加してきました。

埼玉県医師会、埼玉県の共催で開催された「平成30年度在宅医療研修会」に参加してきました。

東京大学大学院人文学社会系研究科の死生学・応用倫理センター上廣講座 会田薫子先生の講演で「人生の最終段階における医療とケア」~高齢者が自分らしく生き抜くことを支える~ をテーマに、フレイル、緩和ケア、ACP(advance care planning)をキーワードに、臨床におけるフレイルの評価の必要性、終末期の末梢点滴の意味など、様々な問題や課題をとらえた講演内容でした。

特に、フレイルが進行した高齢者の人生の最終段階で、医療者がすべきこととして、意思決定プロセスにフレイルの評価を組み込みご本人やご家族と情報を共有しておくこと、事前指示(AD)からACPへの移行する取り組みについて関係職者間での情報を共有していくことが必要だと考えることができました。

在宅医療の場では、地域における住民の方々を支え、共に健康的な生活を過ごせるように、医師、薬剤師、訪問介護支援専門員、介護職員初任者研修受講者(ヘルパー)多職種で関わりをもっています。

地域医療に関わる訪問看護師として、この貴重な講演に参加できたことは大きな前進です。

今後とも、皆様のご指導ならびにお力をいただきながら、地域の課題に関わっていきます。よろしくお願いいたします。